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ざおうさまバスに乗ってきました~防災研修レポ~

11月17日(日)、地元の防火クラブの防災研修に参加してきました。
研修先は「山形市防災センター」です。防災に関する様々な体験が無料で出来る施設です。
そしてなんと、以前このブログでもご紹介した蔵王町の「ざおうさまバス」を貸し切りにして実際に乗ってきました!
バスに乗って研修旅行というのは初めてで、そもそも普段バスに乗る機会もあまりなかったので、楽しかったです。

最初の休憩で立ち寄ったSAでパシャリ。

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秋の山形。
色づいた山々がいい感じですね。


山形市防災センターに到着したざおうさまをパシャリ。

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澄んだ青空が最高に綺麗です。

研修中の写真は真面目に研修を受けていたためあまり無いのですが、こちらは地震体験のものです。

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こちらの地震体験は、震度3~5強等の震度の体験だけではなく、過去に実際に日本であった大きな地震も体験出来るという優れモノでして、写真にありますが岩手・宮城内陸地震も体験出来ました。その他、新潟の中越地震や兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)等の体験もありました。
写真では分かりづらいのですが、吊り下げられた室内灯が大きく揺れているのがお分かりでしょうか。
本当に、体験せず周りで見ているだけでも分かるほど大きく揺れていました。しかも上下左右ランダムに揺れている感じです。
そして最後自分の番が来て、どの地震体験かなと思ったら、今から96年前に起きた「関東地震(関東大震災)」でした。

東日本大震災が起きるまでは、この関東地震が史上最大規模の地震だったそうです。ただし、死者・行方不明者は105,385人とのことで東日本大震災より多く、実に10万人以上の方が亡くなったそうです。なぜここまで死者が増えてしまったのかという説明もされたのですが、地震発生時刻が午前11時58分頃とのことで、昼食の準備をしていた家庭が多く、そのため火災が多く発生したからなんだそうです。それから台風の影響で強い風が吹いていたのも火災の被害を大きくした原因なんだそうです。死者の約9割、約9万人の方の死因は火災によるもの(焼死等)だったんだそうです。
一概に地震と言っても、東日本大震災は津波による溺死、阪神淡路大震災は建物等の倒壊による圧死による死者が多かったそうで、地震によって被害は変わってくるんですね。

次は消火訓練でした。訓練用の消火器を使ったもので、これは以前何回かやったことがあるし、、と思ってナメていましたが、消火器の正しい持ち方や、ホースを持つ位置や角度等、細かい所まで指導して頂いて、とても勉強になりました。
火って、どんどん上に燃え上がっていくので全体の中央あたりに消火器を噴射してしまいがちなんですが、必ず火の「根本」を狙うんだそうです。それから、一般家庭用の消火器は粉末タイプのものが多いのですが、布団が燃えてしまった時は液体タイプの方が中まで浸透するのでいいんだそうです。逆に、電化製品に液体タイプの消火器を使うと、漏電などの危険性があるため使用してはダメなんだそうです。知りませんでした。

次に2階に移動して煙体験をしました。火災によって煙が充満した建物内を、迅速に避難するという訓練が体験出来ます。小学生の頃、ハンカチで鼻と口をおさえて避難訓練をしたのを思い出しました。
その経験もあってか、余裕だろうと思っていたのが間違いでした。最初に煙を出す前に建物内を一通り歩いてみて、その後機械で煙を出してから再度入ったら、本当に前が何も見えなくなりました。自分の右側の壁をひたすら叩いて進路を確認しながら進んでいったのですが、曲がり角に来ると壁が分からなくなったりして本当に焦るというか、訓練と分かっていてもパニック状態になりました。
その上、煙を吸わないように低い姿勢で、中腰のまま歩いていたのでとにかくしんどかったです。これは後日談になりますが、翌日脚が筋肉痛になりました。
それから金属製のドアノブ等はものすごい高熱になっている可能性があるため、そのまま手のひらでいきなり握ってしまうと火傷の危険があるそうです。正直、そこまで考えが及びませんでした。

旅館やホテルに宿泊するときは、必ず非常口と避難経路、消火器の位置は確認するようにとのことでした。今まで旅行などでホテルに泊まる時、浮かれていて非常事態のことなど全く考えておりませんでした。

火災が発生する原因は色々ありますが、1位は全国どこも同じ原因なんだそうです。それは何でしょうかという質問に、ガスコンロで調理中に目を離したとか、タバコの不始末とか、トラッキング現象とか、色々な意見が出ましたが、正解は意外にも不審火、つまり放火なんだそうです。
京都アニメーション火災が記憶に新しいですが、ある日突然、何者かによって放火されて、たまたまそこにいた人たちが巻き込まれて亡くなるということが、本当に身近にあるかもしれないと、改めて考えさせられました。
実際に、京都アニメーションでは屋上に続く階段の途中で、何人もの方が折り重なって亡くなっていたということでしたが、今回の体験でそれが身に染みて分かりました。本当に、黒煙で前が見えず、毎日働いている職場でも場所が分からなくなり、パニック状態になっていたと思います。
ショッピングモールや水族館、映画館など、大きな建物に行く時も、避難経路の確認が必要だと思いました。

最後は救命講習でした。今年普通救命講習を受講したばかりなので、人並み以上には出来るだろうと思っていましたが、姿勢が曲がっているというご指摘を受けてしまい恥ずかしかったです。心臓マッサージは時間との勝負なので急がないとと思うと焦ってしまうのですが、一つ一つ確認しながらやらないといけないですね。

その他、119番通報体験もありましたが今回はDVDにて説明を受けました。119番に電話すると、最初に「火事ですか、救急ですか」と聞かれ、答えるとその次は場所を聞かれるんだそうです。
救急の場合は先に怪我の状況等を聞かれるのかと勘違いしてました。場所を先に聞くことで、場所を特定したらすぐに消防車または救急車を出動させるためなんだそうです。そして怪我等の状況をオペレーターさんに説明している間にすぐ現場に到着出来るということなんですね。
それから、救急車が全て出払っている時に新たに救急の要請が入ると、消防車を救急現場に向かわせる場合もあるそうなんです。それを知らなかったら、火事と間違えられた!と勘違いしてしまいそうですね。知っておいてよかったです。

2時間程で全ての訓練を体験出来ました。今回30名での体験でしたが、少人数であればそこまで時間はかからないかと思います。今回の研修でたくさんのことを学べました。防災センターの職員さんも皆さん親切な方ばかりで、説明も分かりやすかったです。
子供たちを連れてまた来たいと思いました。小さい子も楽しく防災を学べると思います。この内容を無料で体験出来るというのが本当に素晴らしいと思いました。

「百聞は一見に如かず」というのはまさにこのことだと思いました。実際に体験してみないと分からないことばかりでした。
今後も防災や救命について勉強していきます。
いつか自分の知識や経験が役に立てば、、と思いますが、だからと言って災害や事故等は起きて欲しくは無いんですけどね。何も起きないかもしれないけど、何か起きるかもしれない。
もしもの時に役立てられるように、努めたいと思います。